横須賀水道局「ブルトラ隊」見学報告

視察

先日、横須賀市上下水道局のバイク部隊である「ブルトラ隊」訓練の見学を行いました。
自分自身も18歳から現在までのバイク乗りであることもあり、大変興味深く大興奮の見学でありました。
水道局の敷地内に訓練場があり、年一回プロライダーに指導を受けており、今回はそのタイミングでお邪魔させて頂いた次第です。
先生の見本走行は大迫力で、自分では逆立ちしても不可能な技が連続披露された。
来年の訓練も是非参加させてもらいたいです。

横須賀市で「ブルトラ隊」を設立

簡単にこの部隊の説明をすると、1986年3月、神奈川県の県央地区で起きた大雪による停電の影響で、横須賀市への送水が減少したことにより、大規模断水が発生した。
その際、応急給水活動をするときに現場の情報収集・連絡を取るのが困難であったという教訓から緊急時に現地にアクセスできるようにバイク隊員を駆使して情報収集や被害調査を行う目的で1986年4月に横須賀市で「ブルトラ隊」を設立された。
現在、月に1回程度の訓練を行って緊急時に備えているという。
東日本大震災では、全隊員で横須賀市内を1日、福島県郡山市(隊員2名派遣)で計2日間の初期調査を実施。これにより、横須賀市内のポンプ所や配水池など主要施設の調査を3〜4時間で完了し、その調査内容を現地の対策本部に報告したとのことだ。
今回の能登半島地震の災害地に横須賀市消防局としては、緊急消防援助隊神奈川県大隊の一員として第11次隊まで派遣しました。今回はブルトラ隊の派遣は無かったと伺っておりますが、駆け付けることが出来れば大きな力になったと思います。

横須賀市だけではなく、協力要請があればほかの地域でも駆けつける姿は、バイク好きや横須賀にお住みの方も、なにかジーンとくるものがあるのではないでしょうか。隊員たちは無線機を常備している。最近では、電波が繋がる状況であれば、スマホを活用して写真や文章での調査報告も行っているそうだ。

とはいえ、普段は通常業務を行っている職員たちがバイク隊の活動をしているというのは、初めてオフロードバイクに乗るので不慣れな運転だったり、体力的にキツイ訓練があったりなど、苦悩があったかと思われる。
神奈川県横須賀市だけではなく、協力要請があればほかの地域でも駆けつける姿は、バイク好きや神奈川県にお住みの方も、なにかジーンとくるものがあるのではないだろうか。

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