それぞれの都市の先進的な取り組みを学ぶ
横須賀市総務常任委員会の他都市調査に参加し、10月22日から24日にかけて狛江市、岡崎市、倉敷市を訪問しました。
この調査は、横須賀市の発展に寄与するための貴重な機会であり、それぞれの都市の先進的な取り組みを学ぶことができました。
狛江市総合的な主権者教育計画
狛江市では、主権者教育に関する「狛江市総合的な主権者教育計画」に注目しました。
この計画は、学校、家庭、地域が一体となって主権者教育を進めることを目的としており、選挙管理委員会だけでなく、子ども関連部局や福祉関連部局とも連携を図っています。
特に「体験」と「情報」の二つの面から事業を展開し、主権者像の達成を目指す姿勢には感銘を受けました。
横須賀市でもこのような教育プログラムを導入することで、地域の理解を深め、次世代の市民意識を育てる必要があると感じました。
QURUWA戦略
次に訪れた岡崎市では、まちづくり戦略として「QURUWA戦略」に取り組んでいました。
乙川リバーフロント地区において、公共空間を「Q」の字で結ぶことで、地域の活性化を図るというアイデアは非常に斬新です。行政主導から民間主導・行政支援型への転換を図り、公民連携プロジェクトを実施することで、地域の質を向上させる努力が見受けられました。
このような取り組みは、横須賀市にも応用できる要素が多く、地域資源を活用したまちづくりに新たな視点を与えてくれると感じました。
住民情報システムガバメントクラウド
最後に倉敷市では、住民情報システムガバメントクラウドの導入について学びました。
2023年1月に全国初稼働したこのシステムは、行政サービスの向上と効率化を目的としたものです。
業務プロセスの標準化や共通化を進めることで、自治体のシステムが最適化され、全国に先駆けてガバメントクラウドへ移行している点が印象的でした。
横須賀市でも、行政のデジタル化を進める上で、倉敷市の取り組みを参考にすることで、より効率的で市民に寄り添ったサービスを提供できる可能性が広がります。
これらの調査を通じて、横須賀市が直面している課題に対する解決策や新たな視点を得ることができました。
各都市の取り組みは、横須賀市でも実践可能なものが多く、今後の政策立案や市民サービスの向上に大いに役立てることができると確信しています。
この貴重な機会を通じて得た知見を、横須賀市の発展に繋げていきたいと考えています。
横須賀市議会議員:ひろなか信太郎