日本医療労働組合連合会による全国一斉ストライキを実施

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2025年3月13日、日本医療労働組合連合会(日本医労連)が看護職・介護職による全国一斉ストライキを実施しました。
全国約600の事業所が参加したこのストライキは、医療・介護現場の深刻な状況を改善するための行動でした。

主な要求は「大幅な賃上げ」

主な要求は「大幅な賃上げ」で、これは他産業との賃金格差、物価高騰、厳しい労働環境が背景にあります。
2024年の医療・福祉分野の賃上げ額は平均6,876円と全産業平均を下回り、特に国立病院では「月5万円(常勤)」や「時給280円以上(非常勤)」の要求に対し、「ゼロ回答」や実質的な賃下げが発生しています。
このままでは医療・介護現場の崩壊が危惧され、早急な対応が求められています。

労働環境の問題も深刻です。高い離職率、「やりがい搾取」、常態化する「サービス残業」により、日本医労連の米沢哲書記長は「人材不足が加速する」と警鐘を鳴らしています。
これらの問題は、医療・介護を支える人々の働き方と生活に直接的な影響を与えています。

政府への要求は、診療報酬や介護報酬の抜本的な引き上げ

政府への要求は、診療報酬や介護報酬の抜本的な引き上げです。
公定価格に依存する医療・介護施設の収益構造の改善が不可欠であり、森田進副執行委員長は「国の制度変更なしには賃上げは実現できない」と強調しています。

横須賀の介護業界も深刻な問題を抱えたまま進んでいます。
一刻も早く環境改善を達成して安心した街づくりを目指します!

横須賀市議会議員:ひろなか信太郎

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