他都市調査の一環としての視察

視察

横須賀市のクリハラリス問題解決

2024年12月18日、熊本県宇土市を訪れ、他都市調査の一環として視察を行いました。

今回は自然環境に造詣の深い天白まきお議員と共に、横須賀市のクリハラリス問題解決のヒントを得るべく足を運びました。
天白議員の豊富な知識のおかげで、視察がより充実したものとなりました。

台湾リス防除等連絡協議会事業

この視察の主な目的は、「台湾リス防除等連絡協議会事業」に関する取り組みを学ぶことでした。
宇土市は特定外来生物であるクリハラリスの駆除で目覚ましい成果を上げており、ほぼ完全に駆除を達成したと考えられています。
これは地域の協力と粘り強い取り組みの結果と言えるでしょう。 宇土市は1958年に熊本県で最初の市として誕生し、農業と漁業が盛んで、メーブルやデコポンといった特産品で知られています。

地震の被害を乗り越え、新庁舎を開設するなど、地域の活性化に力を入れています。 視察は都市議会事務局長の谷井氏の案内で進められました。
谷井氏は宇土市の魅力を紹介しつつ、私たちを温かく迎えてくださいました。
視察には台湾リス防除等連絡協議会の学識経験者である安田先生や、農林水産課の担当者も同席しました。

宇土市の具体的な取り組みとしては、2009年度からクリハラリスの捕獲活動を開始し、翌2010年度には協議会を設立しています。
捕獲報奨金制度も導入され、1頭につき800円で買い取りが行われてきました。その結果、捕獲数は年々減少し、2021年度にはわずか3頭、2022年度には0頭という驚くべき成果を上げています。 さらに、捕獲地点のデータをメッシュ方式で管理し、バスターズ制度を導入して日当制での捕獲を実施するなど、効果的な対策が講じられています。

地域の協力を得ながら、捕獲戦略を適宜見直し、繁殖期を考慮した捕獲時期の設定など、きめ細かな対応が功を奏したようです。
視察では、罠の設置方法や餌の選び方についても詳しい説明がありました。宇土市の成功例を参考にしながら、横須賀市でもクリハラリス問題の解決に向けた具体的な対策を練っていきたいと考えています。

地域の協力が不可欠です

私が政治活動の本丸としている横須賀の介護問題についても、地域の協力が不可欠です。
今現在の問題点と将来想定される問題の両面を考慮しながら地道な活動を続け結果を出して行くよう尽力してまいります。

横須賀市議会:ひろなか信太郎

 

 

 

 

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