皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
私はこの正月休みを利用して、1月2日に家族と共に群馬県富岡市にある世界遺産「富岡製糸場」を訪ねてまいりました。
今回は、横須賀の歴史を語る上でも欠かせないこの地での体験を、皆様にご報告させていただきます。

レンガで繋がる世界遺産と横須賀の絆
今回、私が富岡製糸場へ足を運んだのには大きな理由がありました。
現在、富岡製糸場内では「富岡市×横須賀市 友好都市締結10周年記念パネル展」が開催されています。
2014年に友好都市を締結してから10年。
この節目に、横須賀の誇りである「横須賀製鉄所(造船所)」と「富岡製糸場」の深い繋がりを改めて市民の皆様に、そして家族にも伝えたいという思いから、家族サービスを兼ねた研修視察として訪問いたしました。


横須賀が生んだ「日本の近代化」の礎
富岡製糸場に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは美しい赤レンガの建物です。
実は、この富岡製糸場の建設を指導したのは、横須賀製鉄所の建設にも尽力したフランス人技師レオン・ヴェルニーです。
技術の伝播: 横須賀製鉄所で培われたレンガ造りの技術や、フランスの先進的な機械技術が富岡へと受け継がれました。
レンガのルーツ
当時、富岡付近ではレンガが作れなかったため、横須賀(観音崎など)のレンガ職人が現地へ赴き、技術を伝えて焼き上げたと言われています。
まさに、富岡の美しい景観は、横須賀のDNAがレンガ一枚一枚に刻まれて完成したものなのです。
パネル展で見えた10年の歩み
会場で開催されていたパネル展では、両市の歴史的背景から、これまでの交流の軌跡が詳しく紹介されていました。
横須賀製鉄所がなければ、富岡製糸場もまた違った形になっていたかもしれません。
明治の近代化を支えた「絹」と「鉄」。その両輪をフランスの技術が繋いでいたという事実に、改めて胸が熱くなりました。
家族も、普段何気なく目にしている横須賀の風景(ヴェルニー公園やドック跡)が、遠く離れた群馬の地とこれほどまでに深く繋がっていることに驚き、興味深く見入っていました。

これからの10年に向けて
今回の訪問を通じて、歴史を次世代に継承していくことの大切さを再認識いたしました。
横須賀市には、日本近代化の母体となった「横須賀製鉄所」の遺構が今も大切に守られています。
富岡製糸場が世界遺産として輝き続けているように、私たちの街にある歴史的資産も、より一層価値を高め、活用していく必要があります。
「レンガで繋がった絆」を大切に、これからも富岡市との交流を深めるとともに、横須賀の歴史・文化を活かした街づくりに全力で取り組んでまいります。
本年も、ひろなか信太郎をどうぞよろしくお願い申し上げます。
【富岡市×横須賀市 友好都市10周年記念パネル展】
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/2150/nagekomi/20251201_japan_heritage_panel.html
横須賀市と富岡市の歴史的な繋がりを再発見できる素晴らしい展示です。
皆様も群馬方面へお出かけの際は、ぜひお立ち寄りください。
横須賀市議会議員:ひろなか信太郎