「ヤングケアラー」の支援

議員活動

参院本会議で可決・成立

昨年令和5年11月20日に私が政策提言をおこない、横須賀市条例制定を提言した「ケアラーに対する支援の推進」ですが、昨年の市議会選考では、残念ならが選ばれませんでしたが、今年6月に家族の介護や世話に追われる「ヤングケアラー」の支援を明文化した子ども・若者育成支援推進法改正案が5日の参院本会議で可決・成立しました。


平田氏撮影 国会内:2024/6/4

ヤングケアラー支援は地域によって対応に差があり、法的根拠が設けられることで解消につながることが期待される。国会で法改正が行われました。

2024年6月に国会で可決されたヤングケアラー支援の強化に係る法改正の経緯とポイントを要約させていただきます。

■経緯

◆ 2023年、ヤングケアラーの実態調査の結果が公表され、その深刻な状況が明らかになった。
◆ 政府は2024年の通常国会に法改正案を提出し、与野党の協力の下、6月に可決された。POINT

POINT〇 ヤングケアラーの定義を法律で明確化し、支援の対象を拡大した。
〇 学校や福祉機関などでのヤングケアラーの早期発見と支援体制の強化を義務付けた。
〇 ヤングケアラー家庭への経済的支援の拡充や、教育・就労支援の充実を図った。
〇 地方自治体によるヤングケアラー支援計画の策定を義務化した。

以上が2024年6月の法改正の主な内容となります。
ヤングケアラーの実情に即した支援策が講じられることが期待されます。

特に注目

私が特に注目するのは、「ヤングケアラーの定義を法律で明確化し、支援の対象を拡大した」です。
この法改正では、ヤングケアラーの定義が明確化されました。具体的には、18歳未満の家族の世話や介護を行っている子供・若者を「ヤングケアラー」と定義しています。

従来は、主に身体的な介護を行う子供のみが支援の対象とされていましたが、この法改正により、家事全般の手伝いや、家族の精神的ケアなども支援の対象に含まれるようになりました。

さらに拡大

また、18歳以上の若者についても、家族の介護等を行っている場合は、ヤングケアラーとして支援の対象に含まれるよう拡大されました。
これにより、これまで見過ごされがちだった、家事や情緒的なケアを担う子供や、18歳以上の若者も適切な支援を受けられるようになることが期待されています。

現在、横須賀市においてはヤングケアラーの支援は18歳未満を対象としているため、この法改正に合わせた幅広い若者を支援すべく、体制を強化していく必要があります。
私としても、再度「議会政策検討会議」にてヤングケアラーに対する支援の推進を強く提言して参ります。

横須賀市議会議員:ひろなか信太郎

 

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